2022.04.03リライト
こんにちは!
きんぎょです。
本日は、最近静かなブームの「レバナス」及び「レバレッジ投資」についてお話致します!
きんぎょの考えとしては、
「レバレッジ系」ファンドは資産形成には不向きなのでやめた方がいい
と考えます!
その理由とは如何に!?
株価の暴落状況
コロナショックが発生してから2年以上経過しましたね(^^♪
2020年3月には世界の株価は爆下がりでした。
しかし、今ではコロナバブルなどと云われており、世界各国の政府や中央銀行がこぞって経済対策を打ち出す中で、株価はは一転して爆上がり、コロナ化で株を買った方たちはウハウハ、億万長者になった方もいるのではないでしょうか?
参考までに、当時の安値と現在の価格を比べてみましょう。
■各種指数比較(2022.03.31)
・日経平均 約16000 ⇒ 約28000
・NYダウ 約18000 ⇒ 約35000
・NASDOQ 約6500 ⇒ 約14000
・S&P500 約2200 ⇒ 約4500
・FTSE100 約5000 ⇒ 約7500
・DAX30 約8500 ⇒ 約14500
なんと!
主要株価指数はこの数年でほぼ2倍に伸びております!
特に米国株が素晴らしいですね(^^♪
2倍以上の伸びを実現しております!
凄~い!
やはりアメリカ株は世界一ぃぃいいい!
コロナ禍の中、オールドエコノミー中心のバリュー株の戻りが鈍い一方で、グングンと株価が上昇していった「ハイテクグロース株」の人気が急騰致しました!
当時はこのような「ハイグロ株」の人気が凄まじく、コロナ禍で新たに投資を始めた若者たちの買いも集中して、ハイグロ銘柄の株価は爆騰街道まっしぐらで、凄まじい上昇を起こしておりました!
「ハイグロ」に非ざれば、株に非ず!
時代は「情報通信」!
バリュー株など情弱共が買うものだ!
そんな~💦
その中でも「NASDAQ」関連の投資信託の流行がヒートアップしており、投資信託界隈では「レバレッジを効かせたNASDAQ」、通称「レバナス」が人気を博しており、レバナスの積み立て投資が流行致しました!
あ~あ・・・
手っ取り早く金持ちになりたいな~
そんなあなたに!
こちらの商品はいかがですか?
成長著しいアメリカの「NASDAQ」に、レバレッジを掛けて投資できるんですよ!
これであなたも、あっという間に「お金持ち」の仲間入り間違いなし!
おほぉおお~!
ええやんけ!
これらは過去のチャートからバックテストを行い、「もし2000年初頭からレバナスに毎月1万円ずつ投資していたら、今ではうん十倍になっていました!」などと謳って、販売数を着実に伸ばしているそうであります!
もし当時から「レバナス」があったとして、毎月1万円ずつ投資し「ITバブル崩壊」も「リーマンショック」も「ギリシャショック」も「チャイナショック」もストロングホールドし続けていたら・・・
確かに爆益を享受できるものといえますね(^^♪
でもそれは、
言うが易し、行うが難しですよ
ホントにホールドできるの?
確かに、過去20年間「NASDAQ」に投資、ましてやレバレッジなんか掛けて投資してきたとなれば、今頃とんでもない利益を叩き出していることでしょう・・・
しかしそれは、日々迫りくる暴落の波を乗り越えて、どんなに含み損に陥ってもホールドし続ける胆力が必要なのであります!
しかもそれを数十年間・・・
様々なブログでも紹介されていますが、ITバブルとかで、もしレバナスなんか持っていたら90%ぐらい下落するんですよ?
耐えられますか?
皆さん!
いや、私は余剰資金で投資をしているので、もし90%下落しても生活に支障はないから、売らないでも平気さ!
過去の世界の株価推移を見れば、一時的に暴落しても、長期で保有すれば必ず高値を超えてくる、だから何が起きてもホールドだ!
途中で狼狽えて安値で売却するなど、長期投資家の面汚しよ!
いや、確かに理論的にはおっしゃる通りです(^^♪
90%下落しても、恐らく10年ぐらい持ってれば回復するとは思います。
だけど、
実際にそれが自分の身に降りかかったら、本当に耐えられますかね?
きんぎょはたまたま2020年の2月ごろに、個別株や投資信託の一部を売却しており、比較的ポジションが軽い状態でコロナの暴落を迎えました。
その状態ですら、あの時の下落ペースの速さには恐怖したものです。
毎日朝ニュースをつけると、「日経が何百円下落」「NYダウが大幅下落」などと、毎日のように直近の最安値を更新していく様は、恐怖でしかありません。
しまいには、史上初のNY市場における「サーキットブレーカー」の発動!
もう一体どうなるんだろう、もしや株式市場は崩壊してしまうんではないかとさえ思いました。
も、もうお終いや・・・
僕のお金返して~
(´;ω;`)
数々の投資本で語られていますが、
「暴落はチャンス!」
「リーマンショックの安値で買い込みぼろ儲け」
・・・確かに第三者的には暴落時はチャンスです。
いつだか忘れましたが、ウォールストリートジャーナルに「株は死んだ」という記事が載ったことがあるそうですが、そのようにメディアが大々的にアナウンスし始めたときがまさに底だったとか。
今回のコロナショックの際も、散々株価の暴落がメディアを賑わせ、一般のニュース番組でも取り上げられていたので、過去の教訓からはそこが「底」、あのとき買っていれば、そしてレバレッジを効かせて買っていれば今頃大儲けだったわけです。
なんだ!
簡単じゃないか!
・・・そう思いますか?
しかし、ひとたび自分が暴落に巻き込まれた場合、その状況ではたして平静を保ってホールドし続けられるか・・・
いわんや、買い増しなどできるだろうか・・・
いや!長期的にみれば株価は必ず上昇するんや!
ワイはどんなことが起こってもホールド余裕やで~!
自分は絶対我慢できると思っていても、実際に暴落に巻き込まれると意外と我慢できずに株を手放してしまうものです。
そして往々にして、そこが株価の底だった・・・
自分が売ったそばから反転上昇・・・
嗚呼(*´Д`*)!
不思議だね~
養分乙www
意外と多い暴落
確かに、暴落時にホールドし続けるのは思っているよりつらいかも・・・
でも、そんな大規模な暴落なんて、10年に1度くらいしか起きないんじゃないの?
果たしてそうかな?
ニチャァ
暴落なんてめったに起こりっこない・・・
本当にそうなのでしょうか?
少し振り返ってみましょう(^^♪
きんぎょが投資を始めたのは、2018年の頭から・・・正確に言えば、2017年の冬のボーナスを使って投資を始めました。
2018年の頭・・・
何があったか、皆さん覚えていますか?
そう!
VIXショックです。
世界の投資家が突然恐怖心理にかられ、VIXの値が急騰し、全世界で株価が20%程下落しました。
なんでじゃぁぁあ~(´;ω;`)
いきなりどうしたの!?
きんぎょは投資開始早々に、この暴落の洗礼を食らい、いきなり10%程の含み損を抱えたままスタート致しました!
しかし!
そんな含み損を我慢して、買い増しホールドを継続して半年ぐらい経ったころでしょうか・・・
株価は反転上昇し、暴落前の水準まで復活して参りました(^^♪
株価も大分戻ってきたんやで~
大分落ち着いてきたね!
ちょうど、やっと株価も回復してきて「やった!もう少しで含み損がなくなる!」と思い始めていた頃でした!
株なんて楽勝やで~
そんな中、危機の嵐がまたもやきんぎょに襲いかかります!
そう!
米中貿易戦争勃発です。
当時のトランプ大統領が中国の輸入品に関税をかけ始め、米中の関係が険悪になり、世界の株式市場が暴落しました!
しかしその後、2020年に入って株価は再び勢いを取り戻し、NY市場は最高値を更新!
きんぎょのポートフォリオも、遂に含み益へ突入致しました\(^o^)/
いやっほぉぉおう!
株サイコ~!
やったね(^^♪
このまま爆騰街道まっしぐら!
億万長者になれる日も近い・・・
そう思っていた時でした・・・
あの未曾有の危機が発生したのは!
そう!
コロナショックです。
新型コロナウイルスの世界的感染により、世界の株式市場は大暴落!
当時きんぎょはポジションが軽かったとはいえ、大損害を被ってしまいました(´;ω;`)
この時代にはレバレッジ系の投資信託などほとんどなかったのですが、今のブームで買い込んだ人などは、はたして今後も起こりうるであろう暴落局面に於いても、平静を保ってホールドなどできるのでしょうか・・・?
ぴぃえええええ!
最近のロシアショックの株価下落も酷かったけど、レバナス民はちゃんとホールドできたのかな~?
むしろ狼狽して、最安値で売ってそうで草ァwww
こうして見ると、きんぎょが投資を始めたここ数年の間だけをとっても、20%下落級の暴落は、毎年といっていいほど起こっていることが判明しております!
たまたまかもしれませんが、このような頻度で暴落の影響を受けていたら、レバナスなどの高ボラ商品など、まともな神経では保有し続けることすら難しいでしょう!
きんぎょにはとても自信がありません・・・(´;ω;`)
まとめ
レバレッジ投資について、きんぎょの考えを纏めてみましょう(^^♪
■きんぎょの考察
①「レバレッジ系」ファンドは、鬼ホールドできれば強い
②でも多分、みんな口では「ホールド、ホールド」といっていても、実際暴落局面が来たら手放してしまうと思う
③配当も出ないので、結果として損失だけが残る・・・
よって、「レバレッジ系は基本的に長期投資には向かず、資産形成には不向き」と考えます!
ただ、超絶暴落時の大底でスポット的に買って大儲け作戦、はありだと思います(^^♪
底を当てることができればですが・・・
※本記事は管理人の主観に基づく個人的見解です。投資の最終判断はご自身の責任にて行われるよう、お願い致します。