2023.05.05リライト
こんにちは!
きんぎょです。
本日ご紹介するETFは、マイナー市場である「スタンダード市場」を対象とするETFです!
え~!?
スタンダード市場対象のETF~!?
そんなマイナーな市場に投資するETFなんかあるの~!?
無礼者!
東証ETF業界を甘く見るでない!
なんと!
スタンダード市場という「日本の中堅会社」を対象とした指数が存在しており、実は「ひっそり」とETFまでもが組成されているのです!
その「ETF」とはこちらだぁ~!
ジャカジャン!
1551 東証スタンダードTOP20 ETF\(^o^)/
今回はそんなマイナーで「いぶし銀的」なETFをご紹介していきたいと思います(^^♪
スタンダード市場とは!?
早速ですが皆さん!
「スタンダード市場」とは何か、ご存じですか!?
う~ん・・・
プライムは最上位市場で大型銘柄が多いし・・・
グロースは成長企業向けでしょ!?
スタンダードって、イマイチ特徴が無くてよく分かんないよ~💦
か~!
これだから低能な出目金は嫌なんだ!
「スタンダード市場」とは、東京証券取引所が運営する、中小型株を中心とした株式市場であります!
大規模、大型株主体の「プライム」や、新興企業主体の「グロース」の陰に隠れて忘れられた存在ですが、東証の市場改革を経て、今や「1400社以上」もの銘柄が所属する、一大市場となっているのであります\(^o^)/
意外と多いんだね(^^♪
旧「JASDAQ」を主体として、一部はプライムからの移行組もいたんやで~!
イメージとして、「グロース」はキラッキラな最近の新興IT企業が多く所属し、「スタンダード」の方は、地方のあまり知名度は高くないが技術がある「いぶし銀的」な企業が多い印象でしょうか(^^♪
余り特徴がなく、パッとしない市場ですが、その歴史は意外と長く、前身の「JASDAQ」のそれまた前身である「店頭登録制度」は1963年創設と50年以上の歴史があるため、上場している企業も新興企業というよりは、老舗の一級品企業が多い印象であります!
へ~!
意外と歴史があるんだね!
このように、「スタンダード」と一括りにした所で、老舗から新興企業まで様々な企業が上場しており、実に多様性に富んだ投資先となっているのであります\(^o^)/
投資家としては「プライム」などの有名どころよりも、このようなマイナー市場の銘柄を分析し、良い投資先を発掘することなどは、実に投資冥利に尽きるといえましょう!
しかし!
それは多様性とは表裏一体・・・
スタンダード銘柄は、正に魑魅魍魎の巣窟!
老舗企業は別にしても、新興企業など調べても全然わかりません!
マイナー市場に投資してみたいけど、どこに投資すればいいかわからないよ~(´;ω;`)
プライムの大企業や、グロースのキラキラ銘柄以外の「いぶし銀」的な企業に投資したひ・・・
そんなあなたに朗報です!
!?
このような「マニアック」な投資先に飢えている奇特な方々へ、今回ご紹介するマイナーETFをご利用してみてはいいがでしょうか!?
き、君の名は!?
1551 東証スタンダードTOP20 ETF \(^o^)/
ETFの概要
最新の月報から、ETFの各種内容を確認してみましょう!
1551 東証スタンダードTOP20 ETF
(2023.04.30時点)・純資産額・・・6.5億円
・信託報酬・・・0.50%(税抜き)
・株価・・・4,413円
・利回り・・・0.52%
・決算期・・・7月
・マーケットメイク制度・・・対象
・上場日・・・2010.12.03
・管理会社・・・シンプレクスAM
既に上場から「10年以上」経過していますが、純資産額は「6億円」と心もとない状態です・・・(´;ω;`)
出来高も1日「数十~百」程度しかなく、流動性は低いといわざるを得ません!
地味に「1単元10株」というのが辛いんやで~💦
1セット「4万円以上」はちょっと高いよ~!
信託報酬「0.50%(税抜き)」というのも、ETFとしては高めですが、ニッチな投資対象という事で、多めに見ることにいたしましょう・・・
兎にも角にも、出来高低すぎやで~!
マーケットメーカー仕事してるの~!?
売買する場合は「1~2%」程度のスプレッドは覚悟した方が良いかも知れません・・・
東証スタンダード市場TOP20とは!?
投資対象である「東証スタンダード市場TOP20指数」とは一体何なのでしょうか?
シンプレクスAMのサイトに説明があったので、引用してみましょう(^^♪
■東証スタンダード市場TOP20指数とは!?
東証スタンダード市場TOP20は、東証スタンダード市場指数の算出対象を母集団とし、上場時価総額、流動性を基準として、JPX総研が選定した銘柄を算出対象としています。
算出開始当初は、20銘柄で構成されます。
ふ~ん・・・
東証が選定してるんだね!
まぁ、早い話・・・
スタンダード市場に上場している「上位20銘柄」ということですね(^^♪
まんまやんけ!
それでは、その「TOP20」の銘柄とはどんなものか・・・確認してみましょう!
構成銘柄は!?
最新の月報より、組み入れ銘柄情報を確認してみましょう!
■構成銘柄
No 企業名 比率 1 SBI新生銀行 6.57% 2 ナカニシ 6.14% 3 沖縄セルラー電話 6.05% 4 ユニバーサルエンタ 5.94% 5 日本オラクル 5.67% 6 大正製薬HD 5.65% 7 日本マクドナルド 5.64% 8 ユナイテッド・スーパーM 5.63% 9 アンビスHD 5.52% 10 アトム 5.51% ※全20銘柄の内、上位10銘柄のみ
う~む・・・
時価総額でいえば、「セリア」「ワークマン」「ハーモニックDS」等も高いはずですが、この構成順位は一体・・・!?
別に、単純な時価総額順で組み入れているわけではないことは分かっていても、なぜこの組入れ比率なのか・・・
ていうか、もしかして構成銘柄は「均等比率」なの!?
1銘柄5%前後で、20銘柄だから、あり得そうなんやで~!
そう考えると、組み入れ比率の上位・下位の違いは、単純に株価の動向に左右された結果なだけかも・・・
疑問が残りますね(^^💦
配当利回りは!?
0.52%(2023.04.30時点)
■分配金推移
決算期 分配金 2022年7月期 23円 2021年7月期 25円 2020年7月期 23円 2019年7月期 38円 2018年7月期 26円 2017年7月期 20円 2016年7月期 49円 2015年7月期 14円 2014年7月期 0円 2013年7月期 0円 ※1口あたり
低ッ!?
ほとんどないようなものじゃん!
決算期は年一回だし・・・
配当期待ではとても投資できないんやで~!
それにしても・・・
中小型メインの市場とはいえ、配当利回り低すぎませんかねぇ?
あれ!?
セリアとかは「2%」ぐらいの配当利回りなかったっけ?
確かに・・・
個別で見れば、配当利回り2%~3%の銘柄もあると思うのですが・・・
配当重視というより、成長性重視のETFなのでしょうか?
でも基準価格は全然上がってないんやで~
むしろボックス相場!
市場移行に伴う、一時的な指数の歪みなのでしょうか・・・?
う~む・・・
まとめ
いかがでしょうか!?
他に類を見ない、中小型株メインである「スタンダード市場」に投資できる貴重なETFですが、内容は正直微妙ですね・・・
あまり人気もないし、配当利回りも超低いし・・・
取引量も少なくて不人気なんやで~💦
インカム重視でなくキャピタル銘柄かと思いきや、2013年に記録した「9809円」を全く回復できておらず、ここ10年で株価は横ばい傾向です・・・
むしろ10年前は何があったんや?
劇的に構成銘柄が入れ替わりでもしたんか?
純資産も先細ってるし・・・
もしかすると、このままの不人気さで行くと、近い将来には償還されちゃったりする可能性も無きにしも非ずであります・・・(´;ω;`)
内容的には、いぶし銀的な非常に面白いETFなのですが・・・
出来高が少なすぎだから、保有できても「100株」ぐらいが限度なんやで~!
小額だけ購入しておいて、長期間寝かせておくのは面白いかもだけど・・・
正直言って、オヌヌメし難いETFであります・・・(´;ω;`)
※本記事は管理人の主観に基づく個人的見解です。最終判断はご自身の責任にて行われるよう、お願い致します。