こんにちは!
きんぎょです。
最近はインフレ利上げの影響で、米国の銀行が破綻したりと大事になっておりますね(^^♪
米国からの余波なのか何なのか分かりませんが、金融の国「スイス」でも驚愕の事態が発生しております!
なんと!
あの超有名な金融機関である「クレディ・スイス」が破綻し、同業の「UBS」に救済合併させられた、という事件が発生致しました!
うぉぉおぉぉぉぉぉぉ!
あ、あの「クレディ・スイス」が破綻~!?
それ自体も一つの大事件なのですが、この「クレディ・スイス」救済合併劇の裏で、もう一つ金融的な重大事件が勃発していたのです!
え~!?
もう一つの事件~!?
なんか他に事件何てあったっけ!?
・・・
クレディ・スイスの救済劇の裏で発生した、もう一つの事件・・・
それは・・・・
AT1債の無価値化であります\(^o^)/
え~!?
AT1債の無価値化~!?
ていうか、AT1債ってな~に?
か~!
これだから金融知識に乏しい出目金は嫌なんだ!
AT1債とは!?
クレディ・スイス問題で最近ことに話題になっているAT1債・・・
俗に「偶発転換社債(CoCo債)」とも呼ばれます!
銀行が発行することによって、中核的自己資本である「Tier1」の一部として組み入れられる証券であることから、正式名称を「Additional Tier1(AT1)」という、とのことであります!
ココイチが発行する債権のことなんやで~!
債権者はカレー食べ放題だよ~!
草www
通常の債権者であれば、発行体である銀行が破綻しても、高い優先弁済順位で弁済を受けられます!
一方で「AT1債」においては、弁済順位が普通債などより低く設定されており、その代わりに「高い利回り」が設定され、運用難に苦しむ低金利時代にはかなりの人気を博した商品だったとのことであります!
まぁ、銀行なんてそうそう破綻しないし・・・
利回りも高いからお得なんやで~!
AT1債は普通際に比べて弁済順位が低いですが、あくまで「債権」ですから、株主よりは弁済順位は高く、したがって破綻時には株主よりは保護される立場ではありました!
しかし!
今回の「クレディ・スイス」の破綻の際には、これらの優先弁済のルールが破られ、株主よりもAT1債の債権者の方がダメージを受けるという事態が発生!
詳細は省きますが、結論として株主は(大暴落したとはいえ無価値にはなっていないという意味で)保護され、AT1債保有者は債権が無価値化するという、順位の逆転が発生してしまったのであります!
ぐわぁぁぁぁあああ!
せ、せっかく安定した債権に投資したのに・・・(´;ω;`)
CoCo債ファンド!
きんぎょは当然、今回のクレディ・スイスが発行するAT1債なぞ保有しておらず、直接的にダメージを受けたわけではありません!
しかし、実は過去に、これらのCoCo債権に投資する投資信託に投資しようかと検討していた時期があり、今回の破綻劇を受けて、それらの投信がどうなったのか気になっておりました!
え~!?
そんなマニアックな投信あるの~!?
・・・
その商品とはこちらです!
SBIアセットマネジメント ピムコ世界金融 ハイブリッド証券戦略ファンド(毎月決算型・通貨プレミアム)\(^o^)/
■ファンドの特色
主として、世界の金融機関が発行するCoCo債等のハイブリッド証券へ投資を行うとともに、円に対する米ドルのカバードコール戦略を活用し、安定的な配当等収益の確保を目指す。
信用リスク等に注視しながら組入銘柄の選定を行う。
ハイブリッド証券運用において高い専門性を有するピムコ社が実質的な運用を行う。
ふつ~の債権ファンドじゃないの~!?
債券投資を検討してたけど、普通の債権じゃつまらんから、珍しい商品を探していたんやで~!
信託報酬が「2.0%超」という、超高コスト投信ですが、CoCo債に投資することにより得られる金利収入をもとに、安定的に毎月分配を得られるという点が魅力的でありました!
分配金再投資額で考えれば、結構右肩上がりだったんやで~!
分配金を貰えてこれなら、悪くないんじゃない!?
そんな「意外と魅力的」だった「ピムコ世界金融 ハイブリッド証券戦略ファンド」ですが、クレディ・スイスショック時には「もろに」ダメージが直撃!
基準価格も「6,200円台」が「5,500円台」に下落するなど、債権にしては強烈な下げに見舞われております!
うぎゃぁぁあああ!
す、凄い急激な下げだよ~!
投資してなくて良かったんやで~!
まとめ
いかがでしょうか!?
クレディ・スイスに端を発した、金融債ショック・・・
皆様も何か影響を受けていたでしょうか!?
今回紹介した「ピムコ世界金融 ハイブリッド証券戦略ファンド」も、渦中のCoCo債への投資がメインであったため、そのダメージをもろに受けた格好となってしまいました・・・(´;ω;`)
しかしながら、時間がたった現在では、基準価格ある程度回復してきており、ショック前「-5.0%」程度まで回復しております!
何より、直近では下落しましたが、設定来の「分配金再投資額」で考えると、「13,700円」で安定しており、それなりの投資利益は得られているようではありました!
まぁ、これで終わりじゃなく、もうひと暴落来るかもだけどね~!
しかも「運用期間が10年」で、「2026年に償還」される予定だから、今から投資するのはちょっと厳しいかも・・・
実績うんぬんよりも、AT1債が実際に無価値化してしまった事実のせいで、これらの債権に対する信用が失われてしまったという点が、きんぎょとしては今後の投資をためらわせる要因の一つであります・・・(´;ω;`)
このように「一風変わった投資先」に投資してみたいという気持ちはありますが、AT1債市場は失われた信用を取り戻すまで時間がかかりそうで、今後の投資先としては厳しそうですね・・・
そんなことを考えていたら、きんぎょが購読しているブログ「dice play」にて、「N Kay」さんが、折よく「ハイブリット証券」についての現状を記事に纏めてくださいました!
非常に参考になる内容ですので、興味がある方は是非ご参照ください(^^♪
テンキュ~
Nニキ~!
他にも鋭い考察記事が多いから「オヌヌメ」だよ~(^▽^)/
クレディ・スイスの破綻によって引き起こされた、AT1債市場の混乱・・・
今後、時間が経つにつれて事態は収束していくのでしょうか!?
それとも、今回の事件を受けて、AT1債などのハイブリット証券市場は廃れていってしまうのか!?
今後の動向に注目であります(^^♪
※本記事は管理人の主観に基づく個人的見解です。最終判断はご自身の責任にて行われるよう、お願い致します。