こんにちは!
きんぎょです。
投資信託界隈では「たわらシリーズ」が仕掛けた「第二次低コスト化戦争」が勃発し、宴たけなわといったところであります!
しか~し!
そんな投信戦国時代の真っただ中に、異次元の低コストを引っ下げて、新たな投資信託が殴り込みをかけてまいりました!
え~!?
異次元な低コスト~!?
一体どこの会社なの~!?
・・・
異次元の低コスト投信・・・
注目の投信とはこちらです!
ジャカジャン!
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)\(^o^)/
その信託報酬、なんと!
0.0525%(税抜き)
\(^o^)/
うぉぉおぉぉぉぉぉぉ!
す、凄~い!
0.05%なんて、異次元過ぎるよ~(^▽^)/
その実態は!?
信託報酬が「0.0525%(税抜き)」は圧倒的な低価格ですね(^^♪
今まで最安であった「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が「0.1030%(税抜き)」であったので、一気にコストが半分になったのと同義です!
あの「世界のバンガード社」の「VT」でさえ、経費率は「0.07%」であり、「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」はそれを下回る信託報酬という事で、世界の投信業界に革命をもたらす商品といっても過言ではないでしょう!
す、凄~い!
本場の米国ETFよりも安い経費で全世界株に投資できるなんて夢みたい~!
じゃあ、今後は全世界株と言ったら「Tracers」のオールカントリーに投資すればいいんだね!?
いやいや・・・
それがそうとも限らんのやで~!
確かに・・・
信託報酬の額だけ見れば、「Tracers」は圧倒的な低コスト!
低コスト投信の覇者、あの「eMaxis slim」も「追随値下げ」を断念したほどのシロモノであります!
しかし!
騙されてはいけません!
実は「Tracers」にはある隠された仕組みがあり、それによってもしかすると、「eMaxis slm」などよりも結果的にコストが嵩んでしまう・・・
な~んてことも想定されうるのであります\(^o^)/
え~!?
どういうこと~!?
信託報酬が最安なんだから、結局は業界最安値なんじゃないの~💦
か~!
これだから金融知識に乏しい出目金は嫌なんだ!
「Tracers」に隠された、ある秘密・・・
それは・・・
コストを外出し表記にしている、という点であります\(^o^)/
え~!?
外出し表示~!?
一体どういうことなの~💦
まさかの外出し表示!?
「Tracers」の秘密・・・
それは「本来コストに含めて表示すべきコストを外出しにすることによって、表面上の子ストを低く見せる」という姑息な手段であります!
「Tracers」は、一般的にコストに含めて表示している「指数のライセンスフィー」を外出しに表示にすることによって、見かけ上の信託報酬を安く見せているという疑惑があるのです!
え~!?
そうなの~!?
じゃあ、結局はコスト最安値ではないってこと~!?
未確認情報ではありますが、きんぎょリサーチの調べでは、「指数のライセンスフィー」のコストは概ね「0.05%」程度であると見積もられております!
このように考えると、「Tracers」の実質コストは「0.10%」を超えており、実態上は「eMaxis slim」などと同等レベルである、といってもよいでしょう!
結局は現状の最安値と変わらんのやで~!
それだったら、わざわざ乗り換えることも無いかも・・・
情弱、乙www
まとめ
いかがでしょうか!?
異次元の低コストを引っ下げての殴り込みでしたが、ふたを開けてみれば、単なる言葉遊びのようであり、拍子抜けもいい所であります!
このような「その他費用」の外出しが罷り通るようであれば、はっきりいって何でもありな訳で、秩序も正義もあったものではありません!
また、きんぎょとしては現状のコスト水準でも十分に満足しており、これ以上の過当競争は、むしろ業界にとっても適正利益の確保という意味では逆効果である、と考えております!
個人的にも、これ以上の低コスト化を図るよりも、10年先20年先も運用を継続してもらうための適正コストいう意味で、現状のコスト水準で十分である、と考えております!
現状レベルの低コストであれば、もはや十分なんやで~!
それより、運用の継続性の方が大問題だよ~!
多少高コストでも、将来にわたって安定的に運用を継続してくれる方がええんやで~!
投信の低コスト化競争・・・
コストが下がるのは嬉しいですが・・・
それが持続可能性の域を超える場合は考えものであります・・・
ワイはこのまま「eMaxis slim」で行くんやで~!
※本記事は管理人の主観に基づく個人的見解です。最終判断はご自身の責任にて行われるよう、お願い致します。