こんにちは!
きんぎょです。
本日紹介するETFはこちら!
2516 東証マザーズETF
2516 東証マザーズETF
あれっ?
この間紹介しなかったっけ?
いやいや・・・
先日紹介したETFはこちらです。
「1563 マザーズ・コア上場投信」
上記のETFは先日紹介した通り、「東証マザーズCore指数」に連動しており、なんと!たった15銘柄しか対象とされておらず、驚異の集中投資型のETFとなっています。
しかし、マザーズ市場というボラティリティの高い市場でありながら、15銘柄しか分散していない、かつ組み入れ比率が以上に偏っていることを考慮すると、おいそれとオヌヌメすることが憚られるETFでした。
きんぎょとしては、もっとマザーズ市場に分散したい・・・
TOPIXのように、マザーズ市場全体をとらえることができるETFはないものか・・・
そんな感じにお困りの、
そこのあなた!
えっ?ぼ、僕?
そう!
君だよ!
君のような方にぴったりなのETFがあるんだよ!
坊ちゃんだけに特別に教えてあげるからね!
それがこちら!
2516 東証マザーズETF
ETFの概要
最新の月報から、ETFの各種内容を見てみましょう!
2516 東証マザーズETF
(2021.12.31時点)・純資産額・・・95.8億円
・信託報酬・・・0.5%(税抜き)
・利回り・・・0%
・決算期・・・7月
・上場日・・・2018.02.01
・管理会社・・・シンプレクスAM
設定されて3年と、まだ日は浅いですが、純資産は100億に迫っており、売買も活発です。
1563 マザーズ・コア上場投信の約十倍です。
信託報酬は「コア」と同じく0.5%
まぁ、ニッチなETFであればこのぐらいは許容範囲でしょう。
最大の特徴は、やはり「コア」と違って、東証マザーズ指数に連動しているということでしょう。
マザーズすべての値動きと基本的に連動しているので、マザーズの成長性に賭けたい投資家にとっては非常に便利なETFです。
東証マザーズ指数とは?
東証マザーズ指数は、東京証券取引所マザーズに上場する内国株全銘柄を対象とした、浮動株ベースの時価総額加重型で算出される株価指数です。東京証券取引所が算出・公表しています。
ほらほら!坊ちゃん!
こんな素晴らしいETF
他にないよ!
早く買わないとなくなっちゃうよ!
でも
利回り0%なのはなんで?
配当は出ないの?
ギクッ!
ETFって配当があれば絶対配当出さなきゃダメじゃなかったっけ?
いくら無配が多いマザーズって言っても、配当ないのはおかしくない?
・・・
そうなのです!
実はこのETF・・・
実際にマザーズの現物株に投資しているわけではないのです・・・
月報を見て頂ければお判りですが・・・
あっ!ホントだ!
資産構成が「株価指数先物100%」になってる!
なにコレ!
いや・・・その・・・
実はこのETFは、「東証マザーズ指数」に連動しているのではなく、「東証マザーズ指数に連動するように設計された、先物に連動するETF」なのです。
よって、現物に投資するわけではなくマザーズ指数先物に投資しているため、当然ながら配当が発生しないということなのです。
で・・・でも、
ちゃんと指数に連動しているんだし、配当出ないのは残念だけど、別にいいよね!
先物100%だと、ロールオーバーするときに減価するんじゃないの?
・・・
ねぇ!どういうこと!?
ニーナとアレキサンダーは
どこに行ったの!?
君のような、勘のいい出目金は嫌いだよ・・・
先物型のETFには限月の乗り換え(ロールオーバー)が発生する際に、減価していく特性があります。代表的なものに、原油先物やVIX先物があげられます。
ぶっちゃけ、きんぎょはその辺あんまり詳しくないので、コモディティ以外にも日経やマザーズの先物にまでその議論が及ぶのか不明ですが、個人的には先物100%は好きではありません。
とはいえ、先物100%での運用は致し方ないという節もあります。
マザーズ銘柄は、メルカリなどのトップ級を除けばどれもこれも数十億程度の銘柄ばかりで、本気で現物運用などしてしまったら流動性の問題で正しく連動できなくなってしまうことでしょう。
まとめ
前述のとおり、本ETFは「東証マザーズ指数」に連動する「東証マザーズ指数先物」に投資することによって、実質的に東証マザーズ指数に連動するETFです。
配当がないことと、長期間保有していると減価していくのではないかという点がきんぎょ的には懸念材料ではありますが、現状ではマザーズ市場全体に投資したいと考えた場合は最良の選択肢といえます。
特に最近はマザーズを始めとするグロース銘柄がボコボコに叩き売りされているため、底をついたと判断した場合にこのETFを買い込んでみるのも面白いと思います。
過去の値動きを見た感じだと、以前紹介した「1563 マザーズ・コア上場投信」の方が成績が良いですが、組み入れ比率が偏っており、単に上位銘柄が調子が良かっただけとも言え、逆だった場合は悲惨です。
番外として、ほとんど同じような銘柄として、「2042 NEXT NOTES 東証マザーズETN」という選択肢もあります。
こちらはETFではなく、ETNなので、完全に指数に連動していますのでその点は安心です。(市場価格が連動するかは別ですが・・・)
しかし、ETNの方は取引単位が1株10000円以上と少し張るため、きんぎょとしてはETFの方をオヌヌメしたいところです。
もう少しでマザーズの下げも底入れしそうな感じがしているので、きんぎょもINのタイミングを見計らっています。
※本記事は管理人の主観に基づく個人的見解です。投資の最終判断はご自身の責任にて行われるよう、お願い致します。