こんにちは!
きんぎょです。
今回も引き続き、「日本株指数」同士の対決を行って参りましょう!
今回ご登場いただく指数はこちら!
日本株配当貴族インデックス
\(^o^)/
ほぉ・・・(*´ω`*)
配当貴族!?
なんか凄そう(^^♪
今回は、マニア御用達!
日本株の配当貴族指数を比較してみたいと思います(^^♪
配当貴族とは!?
配当貴族・・・
何と甘美な名称でしょうか!?
日本株配当貴族指数とは、正式名称を「S&P/JPX配当貴族指数」といいます!
◆「S&P/JPX配当貴族指数」とは?
TOPIXの構成銘柄のうち、10年以上にわたり毎年増配しているか、または安定した配当を維持している銘柄を対象とし、配当利回りにより加重され算出されます。
・リバランス時における構成銘柄数は最低40銘柄であり、10年以上にわたり毎年増配しているか、または安定した配当を維持している銘柄数が40銘柄を下回った場合には、以下の対応が行われます。
・7年以上にわたり毎年増配しているか、または安定した配当を維持している銘柄を配当利回りの高いものから順に40銘柄になるまで構成銘柄に追加します。
「SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン」の月報より抜粋
凄~い!
そんなに長い間、増配し続けるなんて、配当貴族銘柄は優良企業なんだね!
せやで!
株主還元がしっかりしている、超優良銘柄群なんやで~!
日本企業はアメリカ企業と異なり、利益が出てもそれを株主に還元せずに、会社内で留保して不測の事態への「へそくり」とする傾向があります。
その結果、日本企業は配当などの株主還元が甘く、少し業績が悪いとすぐに「減配」してしまうなど、株主ファーストとは言えない社会構造となっております!
まぁ、一概にそれが悪いとも言えないけどね~
コロナショックの際はそれが功を奏した感じぃ~?
しかし、投資家の立場からすれば、会社は株主のものであります!
利益が出たらきちんと分配してもらいたいし、短期的な業績の悪化があったとしても、安易に減配などという弥縫策は、厳に慎んでもらいたいものであります!
減配が発表されると株価にも響くで~!
減配と株価暴落のダブルパンチだよぅ~(´;ω;`)
しかぁ~し!
今回ご紹介する「配当貴族指数」とは、そんな株主軽視の企業とは無縁な優良企業ばかり!
なんと!
「10年以上増配を続けている」か、「安定した配当を実施している」企業のみを抽出した、スーパー優良銘柄達のみを集めたエリート指数なのであります!
10年以上も!?
凄~い(^▽^)/
安定した配当政策=株価も堅調、とは単純にとらえられませんが、常識的に考えて、安定した配当や増配を継続しているということは、業績も順調なのであって、しかるに株価も上昇している蓋然性が高いことが推察されます!
そんな「優良銘柄」が組み込まれた「配当貴族指数」・・・
「TOPIX」や「日経平均」と比較して、どのくらいパフォーマンスが優れているのか、気になるじゃあ~りませんか~!?
きんぎょも気になるぅ~!
さぁ!
それでは早速、「日本株配当貴族インデックス」のリターンを比較してみましょう(^^♪
比較検証!
比較に用いたデータは、下記の投資信託のデータを参照しました。
①日本株配当貴族インデックス
三井住友TAM-SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン
②TOPIX
三菱UFJ国際-eMAXIS TOPIXインデックス
③日経平均
三菱UFJ国際-eMAXIS日経225インデックス
共通のデータが採れる、2017年1月から2022年6月までのデータを、それぞれ比較していきたいと思います!
2017年1月~2022年6月
2018年1月~2022年6月
2019年1月~2022年6月
2020年1月~2022年6月
2021年1月~2022年6月
2022年1月~2022年6月
・・・
う~ん・・・
思った程・・・?
コロナショックからの戻りが悪いんやで~💦
まとめ
いかがでしょうか?
あの、「配当投資家垂涎の的」である「配当貴族指数」・・・
思った程リターンが良くないと思われたのではないでしょうか!?
実際に、長期で見ると「日経平均」はおろか、「TOPIX」にまで大敗してしまっております・・・(´;ω;`)
ば、馬鹿な・・・
配当政策が素晴らしい優良企業を選んだんじゃないの~💦
確かに・・・
一流どころを結集した「配当貴族指数」が、糞も味噌も一緒の「TOPIX」に大敗するなど、認めがたい事実であります!
しかし!
これには「あるカラクリ」が潜んでいると、きんぎょは睨んでおります!
えっ!?
カラクリ!?
前述の「グラフ」をよくご覧ください!
配当貴族指数は、2020年以前のパフォーマンスは悪いですが、2021年以後を起点としたリターンは他の指数を上回っております!
これは・・・( ゚д゚)!
そう!
「配当貴族指数」は2021年以前の「グロース優位」の相場では低リターンでしたが、近年の「バリュー株復活」の中で、高パフォーマンスを発揮しているのです!
連続増配や、安定した配当を維持している企業というものは、得てして成熟した大企業であって、典型的な「バリュー株」銘柄であり、そんな銘柄を大量に抱える「配当貴族指数」は、コロナショック以前の「グロース優位」相場では置いてきぼりを食らっておりました!
グロース株最高!
NASDAQ最強ぉお!
バリュー株とかクソ!
高配当投資とか草ァ!
む、むきぃぃいい!
ところがどうでしょう!?
ここ1、2年で、そんな「グロース絶対神話」が崩壊し、バリュー株たる高配当銘柄達にも光が当たって参りました!
今まで「クソだ!」「情弱だ!」と罵られ、含み損を出し続けていた「高配当株」達がまさかの逆襲であります!
やっててよかった公文式!
一気に含み益だよ~(^▽^)/
確かに「配当貴族銘柄」は、現状のリターンで考えれば、「日経平均」や「TOPIX」に劣後しておりますが、これから先の「バリュー復古」の時代においてはグロース気味の「日経平均」などよりは安定的に高リターンを得ることができるのではないでしょうか(^^♪
現状ではあまり「パッとしない」指数ではありますが、きんぎょの見立てでは明るい将来が待っているのではないかと思っております!
「配当貴族指数」・・・
将来的には一行の余地がありそうです(^^♪
※本記事は管理人の主観に基づく個人的見解です。投資の最終判断はご自身の責任にて行われるよう、お願い致します。