こんにちは!
きんぎょです!
東証が「アクティブETF」を解禁してはや半年・・・
皆さんも「アクティブETF」を活用していますでしょうか(^^♪
してるよ~(^▽^)/
活用しているんやで~!
鳴り物入りで登場した「アクティブETF」ですが、当時のブームもあってか、メインは「高配当系アクティブETF」が主流で、真のアクティブ運用たるETFは少ないという印象です・・・(´;ω;`)
猫も杓子も「高配当」ばかりだよ~💦
高配当だったら、ぶっちゃけ指数に連動したインデックス型で十分なんやで~!
そんな中「東証ETF界の異端児」こと、シンプレクス・アセット・マネジメントより、非常に「独創的なアクティブETF」が発売されております!
■シンプレクスのアクティブETF
・2080 PBR1倍割れ解消推進ETF
・2081 政策保有解消推進ETF
・2082 投資家経営者一心同体ETF
うぉぉおぉぉぉぉぉぉ!
聞いたことも無い名称だよ~💦
今回はそんな「独創的なアクティブETF」の中から、人気がずば抜けて高い「2080 PBR1倍割れ解消推進ETF」を取り上げてみたいと思います(^^♪
きんぎょも気になるぅ~!
PBR1倍割れ解消推進ETF
最近の日本株式市場でホットな話題といえば、東証による市場改革が挙げられます!
日本の株式市場は米国などに比べて合理化が進んでおらず、指標的にも割安な状態が放置されていました!
中でも日本企業は、過去のバブル崩壊やリーマンショックでのトラウマから現金の貯めこみが多く、資本の効率化が進んでいない状況です!
何かあると困るから、現金を確保しとかなくちゃ・・・
利益剰余金を積み上げるんやで~!
自己資本比率高すぎで草www
確かに、このように多額の現預金を保有していたことで、日本企業は他国に比べてコロナショックで致命的なダメージを受ける会社が少なかったのは事実ですが、資本効率の観点からは非常に非効率な経営状態となっていると言わざるを得ません!
時価総額と同額の利益剰余金とか、多すぎて草www
そんなに金貯めこむんなら、成長投資するか、株主に加減するべき!
利益にしか目がない、小うるさい株主どもがッ!
でもこんな状態じゃあ、なかなか新規で株を買ってくれなくて株価も低迷しちゃうよ~💦
そんな保守的な日本企業に業を煮やし、遂に元締めである「東証」も動き始めました(^^♪
日本の市場区分の見直しなど、各種政策を実行に移し始めた「東証」ですが、その中の目玉として「資本コストや株価を意識した経営に向けて」、「PBR1倍割れ企業に対し、改善策の開示を要請」したのであります\(^o^)/
PBR1倍割れ企業は上場価値なし!
一刻も早くこの状況を是正求ム!
うぎゃぁぁああああ!
え~!?
いきなりそんなこと言われても困るよ~💦
個人的には、東証は過去に上場企業を増やすべく、上場基準を優遇してでも上場させていた(マザーズ経由の裏口東1上場、とか・・・)くせに、今になってこのような実質的命令は手のひら返しと思わなくもないですが・・・
ざけやがって!
せっかくマザーズから東1に指定替えできたのに・・・(´;ω;`)
東証にうまい事嵌められたんやで~💦
上場企業増加で、上場手数料増えて(゚д゚)ウマー
まぁ、それはともかく(^^♪
政策に売りなし!
国としても、株式市場の低PBR問題は重要視しており、即急な改善が求められております!
中には手っ取り早く「増配」や「自社株買い」などを行い、PBRの改善を図る企業も増加しております!
今まで低PBRだった企業が、改善策を実施すると、市場からは再評価が進んで株価が高騰するんやで~!
バリュー株ブームも相まって、低PBR改善狙いの投資が注目されているよ~(^▽^)/
でも、個別の低PBR株への投資は、ポシャったりする可能性も否定できないんやで~!
結局そのまま低PBRで不人気のままかも・・・(´;ω;`)
どこかにお手軽に低PBR株に投資する方法はないものか・・・
そんなあなたに朗報です!
!?
なんと!?
PBR1倍割れ解消を目論む企業ばかりを集めた、アクティブ運用のETFが発売されているではありませんか!?
え~!?
そんなETFあるの~💦
き、君の名は!?
そのETFとはこちらです!
ジャカジャン!
2080 PBR1倍割れ解消推進ETF\(^o^)/
うぉぉおぉぉぉぉぉぉ!
え~!?
PBR1倍割れ解消推進ETF~!?
それでは早速ですが、低PBRに着目したユニークなETFをチェックしてみましょう(^^♪
ETFの概要
最新の月報から、ETFの各種内容を確認してみましょう!
2080 PBR1倍割れ解消推進ETF
(2024.02.29時点)・純資産額・・・129.4億円
・信託報酬・・・0.90%(税抜き)
・株価・・・1,127円
・利回り・・・未定
・決算期・・・9月
・上場日・・・2023.09.06
・管理会社・・・シンプレクスAM
2023年に上場したばかりのニューカマーです(^^♪
上場1年目ながら、「低PBR解消ブーム」に乗って純資産額は既に「100億円」を突破しており、まずまずの人気といったところでしょうか!?
株価も「1,000円単位」で、かつ「1株単位で売買可能」となっており、個人投資家にとっても非常に少額でも手掛けやすいETFとなっております!
また、取引も活発であり、毎日数十万株も出来高があるため、ニッチなETFにもかかわらず流動性は抜群といっていいでしょう(^^♪
信託報酬はこのご時世にあって「0.90%(税抜き)」と、結構なコストがかかってしまいますが、ニッチな分野でかつアクティブ運用という事なので、そこはまぁ生暖かい目で応援しましょう!
まぁ、アクティブ運用と考えれば・・・
コスト以上の運用結果を期待するんやで~!
構成銘柄は!?
本ETFの構成銘柄はいったいどのような銘柄なのでしょうか!?
月報の説明文を引用してみましょう(^^♪
■ファンドの特色
PBR1倍割れ解消推進ETF(以下「ファンド」または「当ファンド」といいます。)は、PBRが1倍未満である銘柄のなかから、利益水準や財務状況、取引所における流動性等を当社独自の観点から総合的に勘案し、投資銘柄を選定することにより、投資信託財産の成長をめざして運用を行います。
上場株式におけるPBR1倍割れの解消が大いに進んだ市場環境においては、PBR の更なる上昇が見込めるような銘柄を当社独自の観点から総合的に勘案し、投資銘柄を選定することにより、投資信託財産の成長をめざして運用を行います。
ほぉ・・・
なんか凄そう(*´ω`*)
一応「単純に低PBRな銘柄」を選んでいるのではなく、きちんと「PBRのさらなる上昇が見込める銘柄 ≒ 株価が上昇する銘柄」を選定している、というところがミソですね(^^♪
■構成銘柄
コード 銘柄名 組入比率 1 8306 三菱UFJFG 4.99% 2 8316 三井住友FG 4.99% 3 7267 本田技研工業 4.90% 4 8411 みずほFG 3.79% 5 7182 ゆうちょ銀行 3.08% 6 6178 日本郵政 2.67% 7 6201 豊田自動織機 2.59% 8 8053 住友商事 2.28% 9 8725 MS&AD 2.11% 10 8591 オリックス 2.03%
う~む・・・
銀行・リース・商社・・・
低PBRのオンパレードなんやで~!
上位陣には、これぞ「ザ・低PBR」という銘柄が並んでおりますね(^^♪
配当利回りは!?
未定(2024.02.29時点)
まだ上場したてで、決算期を迎えていないため未定であります(^^♪
配当に重きを置いたETFではないため、あまり配当は重視していないでしょうが、構成銘柄を見る限りでは、個々の銘柄は結構配当利回りが高い企業も多いので、もしかすると意外と利回りが高い可能性もあるかもしれません!
実は「3.0%」ぐらいあったりして・・・
そうなれば、嬉しい誤算なんやで~!?
まとめ
いかがでしょうか!?
時代に併せたテーマを取り込んだ珍しいETF・・・
興味が出てきたのではないでしょうか(^^♪
低PBR解消は日本株市場の重要なテーマであります!
一説には、プライム市場やスタンダード市場の約半分はPBR1倍割れの状態が続いているとか・・・
もし仮に、この1倍割れの状況が改善し、日本市場全体でPBRの改善が進めば、日経平均やTOPIXも上昇が期待できることでしょう!
ましてや、低PBR企業に着目した本ETFなどにおいては、株価爆騰待ったなしであります\(^o^)/
600銘柄以上に分散しているから、個別株と違ってリスク分散も図れるよ~(^▽^)/
少額から投資できるのもうれしいんやで~!
気になる点は、将来的に日本市場のPBRが改善していった場合、PBRが改善した企業は本ETFのポートフォリオから離脱してしまうでしょうか!?
そうなった場合、本ETFに残っている企業というのは、低PBRの状態が放置され改善もされない「ゴミ企業」のみとなり、結果的にETF価格が低迷するのではないか、という一抹な不安もあります・・・(´;ω;`)
PBRが改善した企業は、ある程度値上がり益を享受するまでポートフォリオに残すんやろか・・・?
極論、PBRの改善が進んで対象銘柄がなくなったら、ETFの償還の可能性もありえるかも・・・?
長期保有よりも、短期から中期決戦用のETFってこと~!?
う~む・・・
扱いが難しいETFなんやで~💦
東証の一大テーマとしてクローズアップされた「低PBRの改善」・・・
政策にマッチしたETFですが、銘柄選定やイグジットのタイミングの巧拙も要求される、玄人向けといってよいETFなのであります!
※本記事は管理人の主観に基づく個人的見解です。最終判断はご自身の責任にて行われるよう、お願い致します。